新潟・Aroma通信NEO

クリスマス・・・ファンタジーですね。街中でクリスマスらしい風景をいろいろ見かけるようになりましたが、今日は新潟県民会館の舞台上で巨大なクリスマスツリーを見ました。

クリスマスのこの時期といえば、何と言っても「くるみ割り人形」！

演出家で自らもバレエダンサー・熊川哲也さんの「熊川版・くるみ割り人形」を観た。

満席。混んでいる。

開演30分前の段階で、新潟県民会館周辺の駐車場は満車。遠くの駐車場に車を停め、小走りに滑り込みセーフ。開演10分前席に着く。オケピから聞こえてくる不協和音が、これから始まる総合芸術を予感させ、胸躍る。

無駄を削ぎ落とした鋭く、切れの良い踊り。絶え間ない集中力が編み出す、一連の身体ムーブメント。身体全体を使って、音のない「せりふ喋っている」。

つま先からかかとが落ちるまでしなやかに動く足先。ほんの少しの角度で感情を伝える肩先。柔らかな指先の表情。

どのダンサーからも揺るぎない自身が満ち溢れており、客席ごと物語の世界に惹きこまれる。

どのシーンも美しい。

スペイン人形、フランス人形・・・衣装も綺麗で、素敵。色のコントラスト。

終演にはカーテンコール５回。オールスタンデイング。

毎年クリスマスの時期は、クマテツの「くるみ割り人形」定番かしら。

Winter Tour2006  The Nutcracker/2006/12/10  新潟県民会館

ドロッセルマイヤー　　スチュアート・キャシディ

マリー姫　　　　　　　　荒井祐子

くるみ割り人形・王子　熊川哲也

クララ　　　　　　　　　　神戸里奈