香りの小瓶
2月の調香セミナー終了しました。
今回は、香水/フレグランスのお話もからめて。
そこで登場したのが、主役の精油に加えて香水瓶の数々。
手持ちの香水、キャビネットから久しぶりに登場。
フィジー、アナイスアナイス、ディオリッシモ、イザティス、レール・デュ・タン、シャネル5,19・・・
なんでこんなに・・・と思うほど沢山の香水があります。
香水の香りと共にみなさん様々な想い出話も飛び出して・・・
「L'Air Du Temps 」。この香水の名、アロマアドバイザーのテキストに出てくるのですが、どんな意味なんでしょ?
L'Air Du Temps 「全ての時間を有効に使って生きること」という意味なんですね。なんて前向きな言葉なんでしょう。2羽の鳩のボトルは、愛と優しさの象徴。スパイシーフローラル。
ベルガモット、カーネーション、ジャスミン、ローズ、サンダルウッド・・・そしてチョッピリスパイシー。
まるで美しい旋律を奏でるような香りを創造する調香師=パフューマー達の芸術的な仕事に触れることも、調香を学ぶ上でとても大切な要素。
ところで、実は私、アロマテラピーに出会う前、香水のヘビーユーザーでした。
ところが、アロマに出会ってしまった今、一切、市販香水の瓶には手が伸びなくなったのです。同じような経験をされた方は多いと思います。
人工香料と、精油の天然の香りを、ちゃんと区別して感じることが出来るんですね、私たちの「身体・嗅覚」。
それでもこの日、真っ暗なキャビネットから出て、久しぶり太陽の光を浴び「教材」となった香水、香りの小瓶たちは、香りのハーモニー、繊細な瓶など、全てにおいて女心を魅了してくれました。
嬉しい驚き:調香クラスに初めてご参加いただいた生徒さんの身に起こった変化。
彼女はこの時まで香水が苦手だったそうなんですが、調香クラスで初めて体験した、数種の「香水」の中から大好きな香りを見つけ、喜ばれて、そのムエットをお持ち帰りになりました。
彼女は、精油はOKでも香水はNG、若い頃から本当に苦手だったそうです。けれど、好みの香水に出会い、今までとは別の価値観に。
その香水は・・・ジバンシイ「イザティス」(1984)。この香水のイメージは、オードリー・ヘップバーンがその主演映画「ティファニーで朝食を」で着ていたジバンシイのイブニングドレス・・・セクシーで魅惑的な女性。いろいろな側面を持つ小悪魔的女性のイメージ。
’一人の女性の中に潜む、千人の女性の為の香水’ジバンシイ
フローラルとシプレとオリエンタルアコードの調和を目指した香り。スパイシーで甘くフラワリー。
好きな香りに出会う時人は、恋に落ちる時と同じような感覚があるかもしれません。
価値観を変えるようなときめきの出会い、最近ありますか?
イザティスのマッチング、できるかしら・・・
アロマの精油と出会ってから私、香水瓶と疎遠になっていました。でも、名作は何年たっても新鮮&驚きと感動を与えてくれるようです。感謝、感激。
香りの小瓶にはその誕生までに、様々なエピソードがあります。たずさわった人々の精神は「香りの小瓶」の中で生き続けるのでしょう。いつまでもいつまでも・・・
3月の調香クラスは、3月4日(日)と8日(木) 楽しみです。
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コメント
makiさん
きっと素敵なレッスンをされているのでしょうね!
イザティスのマッチング、楽しみですね。
投稿: yumi | 2007年2月16日 (金曜日) 19時28分
yumi先生
ありがとうございます。
先生のレッスンは最高にエキサイティングです。
セミナーで教えていただいた事大切に、新潟の皆さんにお伝えしてます。
今一番楽しいのは調香クラスなんです。
・・マッチング勉強になりそうですね。
投稿: maki | 2007年2月16日 (金曜日) 23時14分