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ケモタイプの概念

新年にあたり、安全で効果の期待できるアロマテラピーについて考えてみたいと思います。

まず大切なこと。それは、素材選び。

Img_0711 食の安全が叫ばれる昨今ですが、やはりアロマテラピーの安全も同様。

100%天然の本物であることです。

ビギナークラスでレッスンの最初で生徒さんは「精油の香って、メーカーにImg_0634 よって違うんですね。」との反応。

その後、「同じゼラニウム、ラベンダーでも、各メーカーの中から自分の好きな香りでないと使用できない」という、「香りの好き嫌い」が訪れます。

好き嫌いは本能の感覚ですから、当然ですね。

同じメーカー、例えば私がメインで使用するプラナロム社の精油でも、ロット番号(精算年月日の違いなど)により「香が異なる」ので、

封を開けるたびに新たな香りとの出会いにワクワクする事もあります。

香りの違いは、化学成分の違いです。ですから薬理的効果が異なってきます。

香には薬効があるのです。

精油に含まれる成分を化学的に分析して、

特徴的名成分の含有割合で植物を同定して分類する精油を

「ケモタイプ精油」といいます。

そこで、21世紀のアロマテラピーの考え方の一つとして、ケモタイプの概念があります。

ケモタイプは化学種と訳されます(Chemo=化学的、Type=種類)

例:

例えば、Tymus vulgaris=タイム は、生育環境の違いで、ケモタイプが多く、

特徴的な化学成分(ゲラニオール、ツヤノール、リナロール、パラシメン、チモール)で分析され、CT1 CT2 等と瓶に表記されています(ケモタイプ1,2)。

同じ学名でも、植物が育つ土壌、標高、気候など生育条件に違いによって、成分の内容が全く違う場合があるのです。

この特性、違いについては、

ハーブの味と香りのこだわるフランス人シェフが気がついた、と言われているんです。

この「ケモタイプの概念」をアロマテラピーにも取り入れ、

化学的に成分分析をし、内容を確認することで、

不快症状の緩和に必要な有効成分が一定量含まれることを確認。

その上で、最適な精油を処方しなければ本当の効果は得られない、と提唱し、

アロマテラピーにおけるケモタイプの概念を最初に実践したのが、

ピェール・フランコム氏です。

フランコム氏は、1998年のナード・アロマテラピー協会のセミナーに講師として来日しています。

フランス人のアロマテラピー実践者が残した20世紀の臨床試験、研究結果については、

その著書『フランス・アロマテラピー大全』(フレグランスジャーナル社刊/絶版)に。

現代アロマテラピーのバイブル。この本は、新潟県立図書館にもあります。

とはいえ、アロマテラピーは自然療法のひとつ。

香りを使う療法ですから、化学的な成分だけではない、スピリチュアルな側面も大いにあるのです。

心に働きかける場合には、精油の濃度はとても低い方が効果が大きいように考えます。

どの療法が優れている、ということではなく現代医学を含めて、痛みを和らげ、一日でも早く健康を取り戻すことが一番大切、と考えます。

科学的アロマテラピーと、心のままに・・・働きかける不思議?なアロマテラピー。

この二つのバランスを取りながら、オーダーメイドなケアをひとつひとつ重ねてゆきたいと思います。

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