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幸福のお菓子カリソン

Img_1167 Calisson d'Aix en Provence(カリソン・デクサン・プロバンス)というフランス菓子をご存知でしょうか。

エクサンプロバンス(エクス)のお菓子。

「幸福のお菓子」といわれています。

アーモンドをベースにした生地に、プロバンスの名産メロンやオレンジ等のフルーツコンフィ(砂糖漬け)を練りこんだ素朴なお菓子です。花びらのような形をしています。

Calisson(カリソン)の語源は、「やさしいキス」を意味する「カラン」から来ているのだとか。

この御菓子には様々な物語があります。

もともとはイタリアのお菓子で、13世紀のヴェニスで宗教儀式において、祝福のしるしとして信者に振舞われていたとか・・・。

17世紀にエクサン・プロヴァンスに伝わり、当時猛威を振るっていた感染症ペストから救ってくれるお菓子として信じられ、ミサの時に賛美歌が歌われる荘厳な雰囲気の中人々に振舞われていたとか・・・。

別の説もあるんです。

1473年のエクス・アン・プロバンスのRene(ルネ)王とジャンヌ王妃の結婚をお祝いして作られた幸せのお菓子だとか・・・。なんでも、この御菓子は結婚の記念にルネ王がお妃様にプレゼントしたと言われています。

愛のお菓子です。

このお姫様がお菓子を食べたときに「まるでやさしいキス(カラン)のよう・・・」と言ったということから・・・。

美味しい御菓子にはロマンチックな言い伝えが似合います。

この御菓子、3つのハーモニー(オレンジの爽やかさとアーモンドの香ばしさ、メロンのスィート感)が素晴らしく、とても美味しい。

濃い目の紅茶や、ウィスキーのお供としてマッチしそう・・・

先日、フランスのお土産でいただいた伝統のフランス菓子、いただく前に背景を調べてみました。

すると、芳香植物や香料産業の中心地としてのイメージがある南フランスの、新たな一面を知る事ができました。

16世紀、プロバンス地方にアーモンドが紹介され、アーモンドの生産が拡大するにつれてエクスはその交易地として栄えたのだとか。

19世紀になると初めてカリソンの工場が出来て、20世紀初頭までエクスは世界のアーモンド貿易の中心地だったのだそうです。

エクスといえば世界中から留学生が集まる文化都市。

また、エクスは「パリに次ぐ麗しき都」などど評され、旅人にも人気の都市。私も数年前、モナコから南フランスを訪ねたとき、わざわざ楽園のコート・ダジュールから直通高速バスを予約して、あこがれのエクスへと向かったのでした。大正解でした。

エクスはかの有名なミラボー通りを中心に広がる街。大きなプラタナスの木の下に広がるカフェのイス&テーブル。ジャスの調べ・・・。カメラのファインダー、どこをとっても「絵になる」たたずまいの美しい街、安全でこぎれいな街の印象でした。若い留学生が多いのもうなずけました。

・・・ミラボーといえばやはり・・・

フランス文学の世界では、詩人・アポリネールの「ミラボー橋の下セーヌは流れる」で有名ですね。

アポリネールの詩「ミラボー橋」 堀口大學訳

   ミラボー橋の下をセーヌ河が流れ
      われらの恋が流れる
      わたしは思い出す
   悩みのあとには楽しみが来ると

      日も暮れよ、鐘も鳴れ
      月日は流れ、わたしは残る ・・・

 さらに続きを読んでみたい方はこちら

Ingredients     原料:

Amandes           アーモンド

melon confits    メロンの砂糖漬け

ecorces d'oranges confits オレンジの皮の砂糖漬け

pain azyme 無酵母パン(ジャガイモのでんぷんと植物油)

aromes naturels 天然香料

老舗 du Roy Rene

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