アロマテラピーで行う「マッサージ」の事を、
一般に、
「アロマトリートメント」「タッチング」といいます。
一方、エステティックでは、基本、
健康な方が「美容・健康増進」の為に施術を受けます。
ですから、本来のアロマ・トリートメントはエステで行われるものとは少し目的が異なることも有るのです。
医療マッサージとも守備範囲がことなります。
つまり、
アロマ・トリートメントは、
ストレスで体調を崩した半健康・半病人の方に「代替・補完医療」の一つとして行うものです。
医療でも、美容業界でも解決できない分野が「アロマ・トリートメント」の守備範囲であります。
アロマ・セラピスト志望の方々を養成する中で、私がとても大切にしていること。
それは、生徒の皆さんの感性を磨いていただくことです。
プロとして知識も大切ですが・・・
やはり、
温かい人柄、人間性。
また逢いたいと思えるような魅力ある人間性。
毎年、新しい養成クラスが始まるごとに、私も素晴らしい生徒さん達から刺激を受け、共に感性を磨かせていただいています。
やはり、「人は、人によって磨かれる。」
これは本当のこと、と思います。
私のサロンにはリラクゼーションを求めにやってくる方の他に、
病気一歩手前、病気療養中の方等、
深刻な不調をかかえる人が8割を占めます。
このような心身の不協和音=不定愁訴は、ストレスからくる精神的問題が多いですので、心身のハーモニー、調和へ導くアロマ・トリートメントは大変有効といえます。
「芳香療法・アロマテラピー」の真髄は、
アロマトリートメント、タッチングにあります。
精油が全ての仕事をしてくれます。
アロマ・セラピストの大切なお仕事は、
クライアントを観察し、
精油を選び、
心穏やかに優しいタッチでトリートメントをすることです。
難しいことはなにも有りません。
しかし、この「心穏やかに」=「ニュートラル」に、
自分自身の心を整えることが一番難しいのです・・・
身体が改善に向かうのは、アロマセラピストの仕業ではなく、
クライアントご本人の自然治癒力によるものです。
アロマ・セラピストはただひたすら、心穏やかに、
手のひらを密着させて、皮膚からの精油の吸収を促し、
クライアントの自然治癒力の回復を促すのみです。
クライアントご自身、ご自分の中のある「癒し」に気付いていただくお手伝いをする、
それが、アロマ・セラピストのお仕事です。
アロマ・セラピストコース、来年度も開講を予定しています。
新たな出会い、成長、
とても楽しみです。