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研究から見る認知症とアロマは?

インターネットを検索すると多くの関連文献が出てきます。

世界中の学者が精油の効果効能を実験し、検証しています。

新たに脳細胞を作る部位は、嗅覚に関与する脳の部位です。

2007年2月の記事です。

http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/6362183.stm

成人になってからも脳細胞は修復されるという内容です。

アルツハイマー病の前兆として嗅覚が衰えると言われます。

精油の香りで嗅覚を活性化する。これが、アロマで認知症が改善に向かう理由かもしれません。

もっと研究が進むといいですね。

PUBMEDには、多くのアロマテラピー関連論文が掲載されています。

こちらの論文は、ラベンダーアロマ・ハンドトリートメント(マッサージ)は、アルツハイマー型の認知症患者の感情および攻撃的行動に対してして効果的である、という内容です。

目線を合わせて、温かい手で触れることも大切なのです。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15860944?dopt=Abstract

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とても大切なポイントなのですが、精油と薬は違います。

単一の成分で鋭角的に作用する薬に比べて、多成分の精油は緩やかに、選択的に体に作用します。

精油は多くの分子で構成された天然物でなので体内組織への親和性が高く、容易に代謝去れるため血中半減期が短く、作用も長続きしません。

よって、長い間体内にとどまる合成薬に比べて安全性が高くなります。

作用の側面からみると、合成薬は身体の生理反応を抑制するほうに働きます。これが行き過ぎると、本来人間が持ち合わせている自然治癒力を弱めてしまいます。

これに対して、精油の個々の成分は、抑制しても全体的には自然治癒力をサポートする方向に働きます。

精油はそれぞれの成分と協調しバランスを取りながら作用します。一方、体はその時に必要な機能(薬理的作用など)をもつ成分を選択して体に取り入れます。

この性質が、多くの薬理作用があるにもかかわらず、副作用の少ない理由であると考えられています。
(精油の種類によっては使用制限のあるもの、禁忌・注意事項のあるものもあります)

精油は身体のストレスを軽減し、体の機能を高め代謝を促進し、老廃物の排泄を促し、体の再生力を高め、自然治癒力の向上に働きます。単一成分の薬にはこの多成分によるバランス調整機能が働きません。

さらに、精油には薬にはない大きな力があります。

それは、サイレントランゲージと言われる「香りの効果」。

沈黙の言葉・サイレントランゲージは、心に強く訴え、体・心と魂の再生に力を与えてくれます。

アロマ・アドバイザー以上の資格を持つ方々で、一般の人に精油をアドバイスする時、必ず、お手元のNARDケモタイプ精油事典で確認し、安全で合理的なアロマテラピーを広めて参りましょう。

参考:抗菌アロマテラピーへの招待 (井上重治薬学博士 安部茂薬学博士)

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続・認知症が軽減するアロマは?

2月25日テレビ朝日系の番組⎾たけしのみんなの家庭の医学⏌で、認知症をアロマで改善する方法が紹介され、ゴールデンタイム、全国放映されました。

天然アロマのニオイを嗅ぐだけで物忘れ症状が改善するという実験結果が、実際のヒトによるリアルなケースで紹介されたのです。

以前、脳神経は一度死滅すると、二度と再生しないと言われていましたが、

脳の海馬や嗅神経は再生することが判ってきました。

認知症とは、
脳部位の「記憶を司る海馬」に「アミロイドβ」が蓄積し、それと共に「タウ蛋白」が発生して海馬の神経細胞
を死滅させ、脳が委縮して発症していきます。

今回の番組では、鳥取大学医学部教授の浦上克也先生が、海馬と深い関わりを持っている嗅神経を刺激し、その機能を再生すれば、それに繋がる海馬も活性化して、

結果、認知症の改善につながる事をアロマを使って研究実験した症例を発表しました。

現在日本の認知症患者は推定462万人(2012)。

高齢化社会が進行する中で、今後益々患者数が増加すると見込まれることや、家庭での介護負担の深刻さ、さらに、最も医療費負担が大きい病気でもあり、

多くの方々が治療法に注目しているのでしょう。

また、別の研究では、レベル4の深い睡眠をとると「アミロイドβ」が脳にとどまらず、老廃物として外へ排出されることがわかっています。

深い睡眠=アロマテラピーでリラクゼーション。


精油での脳神経への刺激と、リラクゼーション効果による睡眠と覚醒のリズム調整により、認知症改善への効果がさらに高まると思います。

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アロマレーヌでも
25日夜から注文相次いでいます。サロンメニューとして、特別セットをお作りします。卒業生の皆さまは、作りに来ていただいても結構です。

写真は参考資料、実際のボトルは2本です。

アロマストーンと精油のお試しセットは、2,500円(税抜)



夜用 ラベンダー + オレンジブレンド(3ml)

昼用 ローズマリー + レモン(3ml)

*精油は新鮮さが大切。ご注文をいただいてからブレンドします。
*精油は、天然のケモタイプ精油(プラナロム社とラフューレ)


特別企画ですので、
原則、ご注文は、アロマレーヌの卒業生や関係者のみとさせていただきます。

参考にテレビ内容説明と鳥取大学医学部の浦上教授のアロマの研究レポートが掲載されたホームページがありましたので紹介します。

 

http://currentdiary.seesaa.net/article/389907434.html

 

 

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薔薇の妖精さん、香りの絆。

2010年の12月。
私のプライベートサロンに、佐渡島から一人の女性がやってきました。

私のサロンは新潟市西区の小針駅近く、住宅街の目立たない場所にあります。
ネット検索をして、アクセスしてくる方は、60%がアロマテラピーの有資格者。(彼女もそうでした)

アロマ・レーヌは、NARD JAPAN認定アロマ・セラピストを養成する県内唯一の認定校ということもあり、お客様はアロマセラピスト資格に興味があり、スクール入学前に先ず講師の(私の)トリートメントを受けてみよう、体験してみようという目的で施術予約する方が多くいらっしゃいます。

一方、残りの40%は、学びよりもリラクゼーション派。
「個人処方のアロマトリートメント」の施術を希望する働く女性たちです。

彼女はアロマトリートメントとスクールの両方に興味があった様子。船とバスを乗り継いで新潟市西区の私のサロンに来てくださいました。

全身1時間以上ものアロマトリートメントを受けるのは初めてでいらっしゃるとのことでした。

初対面でお話をさせていただき、感動させていただいたことがありました。
この日のアロマトリートメントを受けるため、彼女は数か月間、佐渡島内の温泉に通い、皮膚コンディションを整え準備されたというのです。

アトピー状態はだいぶ良くなっているとのことですが、

私も、お肌の状態を考え、精油と植物油の選択を慎重に致しました。

精油選択では薬効より香りの好みを重視いたしました。

ローズ・オットー精油 

ベルガモット精油

ゼラニウム・エジプト精油

そして、サンダルウッド精油

香りのイメージは・・・薔薇の妖精さん。

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この日の『薔薇の妖精さんのアロマトリートメント』後、アロマレーヌに入学された彼女。
あれから3年経ち、彼女は私のスクールでアロマ・インストラクター資格を取得されました。

佐渡島内で、アロマテラピー入門講座を受講される女性たちが徐々に増え、

最近では、入門講座の女性たち中に、「精油のことをもっと学びたい」、「資格をとりたい」という方々が増えてきたそうです。

佐渡でアロマテラピーの輪が広がりつつあります。

佐渡の皆さま、香りを通じてつながりましょう。

お会いできる日を心から楽しみにしています。

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認知症が軽減するアロマは?

昨夜の「たけしのみんなの家庭の医学」で、
精油による嗅覚刺激が認知症に効果があると紹介していました。

番組ホームページ↓

http://www.asahi.co.jp/hospital/onair/140225.html

この影響で昨夜から、沢山のお問合せ&購入希望メールをいただいております。
嬉しいことです。

アロマテラピースクール卒業生さん達からは、「お母さんがアロマを試したい、と言っているので精油が欲しい」とのお問合せ。

微笑ましいです。

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昨夜紹介された精油は、

ローズマリー、レモン、オレンジ・スィート、ラベンダー・アングスティフォリア。

とってもベイシックなラインナップ☆


もしかして、きっと・・・・
アロマテラピーを勉強した貴方は、この精油の他に、

マンダリン、ベルガモット、ローズウッド、カモマイル・ローマン、ゼラニウム・エジプト精油なども検討したいところでしょうか。

昨年秋に私が参加した最新のアロマテラピーセミナーでは、

認知機能の改善、アルツハイマー病に有効な精油の芳香成分として、今現在の研究で判明している、2つの芳香成分が紹介されました。

ひとつは、1,8シネオール

もう一つは、リナロール

私は、上記の精油の他に、
ローレル精油、ニアウリ・シネオール精油、ユーカリ・ラディアタ精油、ラヴィンツァラ精油。

さらに、リナロールを多く含む、ホーウッド(プラナロム日本新発売)精油をブレンドのレシピに加えたいと思います。
 

良い香りを嗅ぐだけで、重度の認知症患者の症状が改善されたり、ガンによる疼痛が和らぐという研究は、日本の研究者の方々が数十年前から研究されている分野で、この精油のラインナップと研究内容は下記の著書にも掲載されています。

≪香り≫はなぜ脳に効くのか アロマセラピーと先端医療(塩田清二著)

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番組を見ていたアロマの生徒さんに教えていただきました。

昨夜は、鳥取大学の浦上克哉先生がお話されたとのことですね。

浦上先生は認知症の著書も多く、アロマの嗅覚刺激による認知症治療を10年くらいなさっているそうです。

番組では治療に使う昼用と夜用のブレンドオイルが紹介されました。

《昼用》 ローズマリー(2)+ レモン(1) 

《夜用》 ラベンダー(2)+ オレンジ(1)

*カッコ内の数字はブレンド比率。

これを昼間はアロマペンダントで使い、夜は枕元において寝る、という使い方で、認知症予備軍と診断された72歳の女性が、わずか一週間でかなり改善したそうです。


香りは好みがあるので、もし認知症にアロマを活用したい、という方がおられましたら、

5ml単位で個人処方をご提案させていただきます。

また、香りは体調や気分によって脳への刺激が変化します。

たまにブレンドを変えたほうが効果的で、飽きずに長く続けられます。


アロマ・アドバイザー資格をもっているみなさん。

是非、周囲の方々に心を込めて「個人処方」を。

可能性を開花させるアロマテラピー、素敵です。
挑戦してみてください。



「たけしの家庭の医学」では精油の使い方の説明が少なかったようです。

下記のサイトで、どうぞ。

http://www.pranarom.co.jp/introduction/index5.html

精油を選ぶ際一つの基準となる「ケモタイプ精油」についての概念もとても大切。

http://www.pranarom.co.jp/introduction/index2.html

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ニュージーランド香り旅6

ニュージーランド原産の植物「マヌカ」。

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抗真菌作用が高く、オーストラリア原産のティートゥリー精油と同じ「フトモモ科」の植物です

精油もあり、ニュージーランドでは、

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皮膚の健康を守るためのクリームや石鹸など、様々な日用品に精油がブレンドされています。

マヌカハニーも古くから万能薬としてマオリの人たちの間で珍重されてきたそうです。

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マヌカの花の蜜からミツバチが採取したハチミツ。抗菌作用が高く、胃の中のピロリ菌を殺菌する効果があることで有名なハチミツです。

お肌にも良いのです。

ニュージーランドを旅している時、マヌカハニーをヨーグルトと混ぜて毎晩美顔パックをしているという若い女性に出合いました。
吹き出物には直接塗布しても良いそうです。

マヌカハニーは皮膚に潤いを与え、肌荒れを防ぐと言われます。

実は先日、最近出産した知り合いの内科医(新潟市在住)から、こんな話を聴きました。

「妊婦仲間の口コミで薦められて、妊娠中、インフルエンザ・風邪予防目的で毎日マヌカハニーをスプーン1杯食していた。風邪にもインフルエンザにもかからなかった。」と。

実は、蜂蜜研究の第一人者ニュージーランドの国立ワイカト大学のピーラー・モラン教授の研究によって、マヌカハニーはサルモネラ菌やブドウ球菌などの食中毒菌に対しても抗菌性があることが学術的に証明されています。
皮膚炎、切り傷、火傷、湿疹、ニキビ、歯肉炎、虫歯予防など、様々な治療にも効果が期待されています。

ニュージーランドでは、練り歯磨きにもマヌカハニー配合です。
実は今愛用中です。合成界面活性剤フリーですし、かなりスッキリ使用感最高です!

マヌカハニーの中でも特に抗菌性の高いものを「アクティブ・マヌカハニー」と呼び、抗菌作用をUMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)という数値で表示しています。

写真は、20+UMF。
かなり抗菌性が高いもので、現地で購入しても日本円にして5~7千円程します。

アクティブ・マヌカ・ハニーは全体の中で2~3割ほどしか収穫されない為、高価になりますし、
さらに、先ほどのモラン教授は1994年に「UMFは胃潰瘍の原因であるヘリコバクター・ピロリ菌を死滅させると発表。」世界的に胃潰瘍や胃がん予防に効果が期待されているため、高価な品物になったという経緯がある様です。

下記の写真は、新潟駅の中にある店舗「JUPITER」の棚です。
気軽に購入できます。

UMF数値が高いほど抗菌性も高く、お値段も上がります。

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今、新潟県内でインフルエンザが流行しています。

皆さんの周囲ではいかがでしょうか。

2月19日に新潟県のホームページで発表された情報によりますと、

新潟県内でインフルエンザの報告数が国の示す注意報基準(定点あたり10)を超え、29.64となっています。

関係機関によりますと、インフルエンザは今後も増加が見込まれるとのことですので、心配です。

今現在、もっとも流行しているのは、新発田市(63.88)、
次いで、新潟市(40.77)、魚沼(38.67)の順です。

新発田…

実は先日、新発田に住む方から「妊婦さんのインフルエンザ予防対策」についてご相談をいただきました。

予防の場合、皮膚塗布、芳香浴に加えて、精油のサプリメントを飲用することが効果的とされているのですが、妊娠中の方は飲用をお勧めすることはできません。

植物の天然化合物の中には、インフルエンザ・ウィルスに対して活性の高い芳香成分があります。

なので、精油を最適な濃度と頻度で使用すれば、ある程度インフルエンザなどの感染症を予防することが出来るのです。

高齢者施設に勤務するアロマの生徒さんたちから聞いた話ですが、
アロマテラピー用のデフューザーを複数使用して、適切な頻度と濃度で芳香浴を院内で行うと、インフルエンザに罹患する人がゼロに抑えられた、私は、手洗い、うがい、睡眠、栄養 & アロマテラピーで予防しています。

芳香浴、皮膚塗布、飲用などなど、様々なアプローチがあるのですが、

先ずは予防の為の基本!
外出から戻ったときの手洗いの励行。

十分な栄養と休息。

人混みへの外出を極力さける。

マスクや加湿器の使用なども有効です。




≪参考:マヌカハニーの効果的な食べ方≫

1日3~4回程度、空腹時にスプーン1杯。パンに塗ったり、ヨーグルトに入れて。
熱を加えると成分が壊れてしまうので、そのまま生の状態で食す。

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連載原稿「次への一歩」第4回

ナード・アロマテラピー協会会報誌ケモタイプ・アロマテラピー108号が山梨県甲斐市の協会事務局から到着しました。

2月15日発行ですが、14日からの記録的大雪による交通網の乱れにより、新潟方面の会員へは数日遅れでの配送になったようです。

皆さまのお手元に届きましたか?

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現在、ナード・アロマテラピー協会会報誌にて拙文連載中です。

今回は『次への一歩 ~アロマの街、新潟~ 』と題して、

全国の皆さまに、文化的な魅力満載の新潟市と、その中で市民に皆さまにお楽しみいただいているアロマテラピーの話題です。

会員向けの文章で専門的な部分もございますが、協会事務局よりネットでの掲載許可をいただいておりますので、下記のリンク先にてお読みいただけます。

もしよろしければお時間のある時にどうぞ。

「108.pdf」をダウンロード

また、第1回~3回の原稿も同様にこのブログ内でお読みいただけます。
過去の記事を検索くださいませ。

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ニュージーランド香り旅5

12千年以上前に原始大陸から切り離されてから1億年以上も南太平洋の孤島だったニュージーランドは、独特の生態系と多くの固有種が存在し、手つかずの大自然が残る国。
ここでしか見られない原生植物が多く生息しています。

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今でも森林が太古のままに残され、見た目は枯草なのに生きているイネ科のタソックや、100年に30㎝しか伸びないログパイン、葉っぱが小指の先ほどしかない小さな葉のブナの木など、古代種の植物が生い茂る中に原始鳥たちが生息しています。

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国内で見られる花の、約80%がニュージーランド固有種といわれます。

そんなニュージーランドのアロマテラピー(植物療法)は、18世紀以降の移民者が持ち込んだイギリスから受け継いだものに加え、自生する植物を使った独自のスタイルがあるようです。

今回の旅でどうしても見たいと思う植物と精油がありました。

Manuka/マヌカです。ニュージーランド原産の植物で、精油は皮膚と神経の守り神とも言われます。

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学名:Leptospermum scoparium フトモモ科

背が低く耐久性のあるマヌカの木は、マオリ語でKahikatoa(勇敢な戦士の意)といい、養分の少ない場所でも根を広げてたくましく育つことから、マオリ族に男子が生まれると「マヌカの木の様にたくましく育つだろう。」と、その子の誕生を祝うそうです。

皮膚と粘膜の抵抗力を高め、細胞を活性化させて再生させると言われます。

また、心の抵抗力を強くし、「敏感に」反応しすぎる時に心のバランスを整える香りとして使用されます。

香りの印象は、木と土の深い香り。

治療特性は、口内炎、皮膚のかゆみ、内出血、真菌症、アレルギー、花粉症緩和に役立ちます。

トリケトンを含み、オーストラリアのティートリーよりも抗真菌作用が高いというデータもあります。

また、18世紀後半、ニュージーランドにやって来たイギリス人のキャプテン・クックは、マヌカの葉をお茶にして飲み、ビタミン不足による壊血病を予防したことから、NZTea Tree(ティートリー)とも呼ばれています。

 

南島、世界遺産のフィヨルドランド国定公園へのゲートウェイ、テ・アナウの街は、

世界一の散歩道、ミルフォード・トラックへのトレッキングに出かける人達が必ず立ち寄る場所ですが、この街のインフォメーションセンターの棚にありました。

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マヌカの精油入りのクリーム、石鹸、のど飴です。


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テ・アナウから先、ミルフォード・サウンドへ向かう国道沿いで、どこまでも続くマヌカの原生する姿を見かけました。

湖や海岸線に沿って、さらには活火山地帯など養分の少ない土地でも生育します。

現地ガイドから聞いた話です。19世紀後半に入植したイギリス人は、牧畜農業を盛んにしようと、原生植物を次から次へと駆逐しそこに牧草を植え羊を放牧飼育。

大半の原生植物が姿を消す中で、ただ一つ、頑丈で生命力あふれる植物があったそうです。

それが、マヌカ。

入植者たちは最後の手段として、強力な真菌類を輸入しマヌカに付着させましたが、それでも枯れることはありませんでした。

ミルフォード・トラックのウェットランド・ウィークで真菌と戦い黒く変色しつつも共生している状態がこの写真です。

 

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ところで、ミルフォード・トラックやルートバーントラックなどのトレッキングを楽しむ際の必需品があります。

これです。現地薬局で販売している「INSECT REPLLENT(虫除けスプレー)」
植物油と精油で出来ているオーガニックな製品。

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世界中から訪れる人のほぼ100%の人がブユ(ブヨ)のような虫、

「サンドフライ」対策の為、現地で購入する虫除けスプレーが、これです。

「日本のものは効かない、地元の薬局で購入せよ。」とのアドバイスがガイドブック地球の歩き方に掲載されているくらいです。

私も、ミルフォード・トラックでその虫に遭遇しましたが、このアロマで虫除け!
お陰様で刺されることなく無事帰還。

これに刺されるとものすごく長い間痒みに悩まされる人もいて、腫れ上がることもあるそうです。

この虫除けオイル、。
容成分は植物油6種以上(ココナッツ、ホホバ、小麦胚芽、アボカド他)、

それと、精油2種(レモンバームとゼラニウム)。

天然成分で作られています。

$15/100mlです。

実は、私がNZのアロマ事情に興味を持った切っ掛けがこのアロマ虫除けスプレーでした。教えてくださった友人に感謝です。

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太古の森を歩きながら植物と出会い、植生の神秘と不思議の話を聞き、

地球は人間だけのものではなく、生きとし生けるもの全てのものであることを実感しました。

このニュージーランドの大地に人類で初めてマオリ族がやってきたのが約千年前。それ以前から植物はそこで暮らしていたのです。

私たちは地球の長い歴史の中の「流れ」の一つであるという実感。

植物も動物も人間もみんな同じ生命体であり、

同等の存在であることを強く感じました。

   *

私が森を歩いている最中、ずっと追いかけてきてくれた小鳥。

Funtail(ファンテール)。体長16センチ・体重35gほどのスズメ目ヒタキ科の可愛い鳥。

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この小鳥は、その名の通り尻尾をパタパタさせてすばしっこく飛びます。

なので、写真に収めるのは至難の業。

実は「ブヨ」を餌にしています。

人がいるところに「ブヨ」が集まることをちゃ~~んと知っている。
おりこうさん。
もしかしたらこの子のおかげで、私は「ブヨ」に刺されずに済んだのかもしれません。

・・・つづく・・・

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香りで遊ぼう!アロマタッチ1日セミナー参加者募集開始

*正式なお申し込みは、新潟日報カルチャースクールメイワサンピア校に直接お電話をお願いします(025-239-1450)

毎年、この時期人気のアロマテラピーセミナー。

講座では、アロマテラピーのお話、精油の薬理的効果、家庭での活用法、アロママッサージオイルの製作、ハンドトリートメント実習(マッサージ)を行います。

香りとハンドタッチングでコミニュケーション。
カップル、お友達同士、お子様と共にご参加いただけます

野や山にある植物から抽出した100%天然の香りで目覚める感性。
「香育」として、小学生低学年以上のお子様と一緒にご参加ください。

日時:2014年 3月8日(土)10時半~12時

会場:新潟日報カルチャースクール「メイワサンピア教室」新潟市西区赤塚4627-1

受講料:2,100円
教材費:500円(お一人)

持ち物:フェイスタオル2枚、 布製のランチマットやハンカチ。

お申込み先:025-239-1450 新潟日報カルチャースクールメイワサンピア教室

受付時間:月~土/10:00~17:00(第1、第3土曜、日曜、祝日は休校です)

アロマ・ハンドトリートメント(マッサージ)を覚えて、ご家庭専属のアロマセラピストになってみませんか。

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アロマ&ハーブで健康美人講座 3月15日

続報です!

ワイナリー『フェルミエ』ランチ付きアロマテラピー講座、参加者募集中。

まもなく定員となります。

お申込みお忘れの方は、お急ぎください。

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アロマ講座、ランチ、そして・・・カーブドッチのスパ(温泉)とセットにしたお得なプランもご用意しました。

アロマテラピー、今回のテーマは『デトックス』です。

心も身体もキレイに、新たに生まれ変わりましょう~。

アロマと本格フレンチ料理、天然温泉ヴィネスパを同時にお楽しみいただけるイベントです。

「アロマ&ハーブで健康美人」

日時:2014年3月15日(土)開催決定

テーマは、

≪月のアロマテラピーで輝き・生まれ変わる。≫

月の満ち欠けは、人の心と身体に不思議な影響をもたらすといわれています。作物の成長や塩の満ち干き、月経のリズム等、私たちの暮らしの営みには、月のリズムが刻まれていますね。

月の満ち欠けに沿った心身の変化に合わせて行う健康法があります。

満月から新月へと向かうこの時期、新しいスタートを切るための準備期間。

古い衣を脱ぎ捨て、心身ともにいらないものを排出・浄化し、生まれたての元気な自分を取り戻しましょう。

心と身体の「新生・復活」をテーマにしたアロマテラピーで、リフレッシュ、

新しい年2014年の春をしなやかにスタートさせてみませんか。

フェルミエさんの美味しいお料理とアロマクラフトを同時にお楽しみいただだけます。

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新企画!
職人坂井シェフの「薬膳風フレンチ」をどうぞ。

色をテーマに,新潟の旬の素材を調理。

定員10名様!



☆身体を温める廃物の輩出を促す温泉浴もおススメ!ということで、カーブドッチ・ヴィネスパお風呂チケット付プランもございます。ご予約の段階で、ご希望のコースをお申し付けください。



☆Aコース:スタンダードコース 4200円

☆Bコース:ポカポカコース 4700円 (お風呂チケット付)



日時:2014年 3月15日(土)10時30分~13時頃



会場:新潟市西蒲区越前浜4501  ワイナリー『フェルミエ』ランチ付きアロマテラピー講座。

講師:真木美智代  http://www.aromareine.com/

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持ち物:布製のランチマット又は大きめのハンカチ 筆記用具

内容:最高級の精油を使用したナチュラルな日用品やコスメ作りを楽しみながら、健康と美容に役立つ様々な知識を学び、講座限定「健康美人ランチ」を食し、アロマクラフトをお持ち帰りいただきます。

お申込:アロマレーヌ 
又は、ワイナリー&レストラン『フエルミエ』http://fermier.jp 電話0256-70-2646

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ニュージーランド香り旅4

こちらは、クイーンズタウンから車で20分。

19世紀半ばゴールドラッシュで沸いた街Arrowtown。

メインストリートのバッキンガム通りには当時の建物を利用した店が立ち並ぶとても可愛い街。

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バラのきれいな季節です。

街角のいたるところにバラの花が咲き乱れています。

いい香りです♪

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今もArrow川(矢のように流の早い川という意味)では、金が産出され、砂金採りのアクティビティも人気とのことです。

また、毎年4月下旬のオータムフェスティバルでは美しい黄葉が観られ、人々はコンサートやゴールドラッシュ時代の仮装パレードを行い、周辺から大勢の観光客が訪れるそうです。

土曜でしたので、野外カフェでは夕方の明るい内からジャズとワインを楽しむ人たちが大勢でした。

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さて、本題です。

ニュージーランドで私が行ってみたかった店は「薬局」です。

たくさんのアロマ商品が薬局やスーパーで普通に販売されている、というので、どんな品物なのかと気になっていました。

こちらは、Arrowtownに1軒だけある薬局。
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ありました。たくさん!これは、マヌカハニー・精油などを配合したハチミツコスメ。

Wild Fernsワイルド・ファーンズ。マヌカ・Manukaの白い花が印象的です。

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アクティブ・マヌカハニーの抗酸化作用と抗菌作用の指標「Activ AAH」のAAH650+を配合した高品質な製品です。
化粧品からシャンプー、ハンドソープ、入浴剤まで揃っています。

私は、お土産に大人気のリップバームを購入しました。

一つ700円くらい。天然の高品質な製品で納得のお値段です。

NZならではのスキンケア商品や日用品が、天然自然由来のものが豊富にあります。

お隣の国、オーストラリア原産のティートゥリー精油、ユーカリ精油も生活の中で頻繁に使われているようです。

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こちらも薬局の棚です。

ユーカリ精油のスプレーは、お風呂場・洗濯場・キッチンの抗菌スプレー。

抗真菌作用と防臭のティートゥリースプレー。

リラックス・安眠用のラベンダースプレー。

お値段は、1本2,000円ほど。

さらに、植物油も様々な種類が販売されています。

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100%濃度の精油も販売されています。

1本25ml!!大瓶ですね。

日本では、10ml、5mlが主流です。

NZの家庭では精油と植物油を常備して、自宅で家族全員にマッサージをしているのでしょうか。


そう言えば、現地で出会った女性ガイドは、無香料のラノリンクリームにラベンダー精油などを混ぜて、気になる原料臭をマスキングして顔や全身の保湿に使用している、と言っていました。

ニュージーランドは乾燥した気候でこの気候条件からくる乾燥肌、肌トラブルが大変激しいそうです。
現地には世界各国から様々な人種がやってきていますが、私がアロマやコスメの話をした日本人とルーマニア人の30歳代前半の複数の女性はお肌の乾燥対策に羊毛由来天然自然の「ラノリンクリーム」や「天然ローズヒップ油」を使っている、と言っていました。

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ローズウォーターも販売されていました。

お肌の乾燥予防や、リネンウォーターなどに使用しているのでしょうか。

先月の朝日新聞の記事です。

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ニュージーランドのスーパーで売っている自国製のエコ商品の多彩さについて書かれています。

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面白い内容でしたので、

以下、アウトドア・スタイルクリエーターの四角友里氏の執筆記事から抜粋します。

パッケージは素朴な色合いと自然の豊かさを連想させるモチーフ。

「NO NASTY CHEMICALS=ゾッとするような化学物質不配合」とか、

「I will do your dirty work=汚れ仕事は俺に任せろ」など、感性に訴えるきらりと光るキャッチコピーもあり。

また「動物実験をしていない」、「遺伝子組み換え不使用」といったマーク表示。

「この商品を作る過程で、核を用いた電力は使用していません。」という表示もされている。

******     *******

 

クイーンズタウンからマウントクックへ行く途中、標高差を活用し湖から湖へと放水することで電力を生み出す「巨大」で美しい湖をいくつも通過しました。

HYDRO COUNTRY/ニュージーランドに原子力発電はありません。

水力・風力・火力発電で国の電力がまかなわれています。

ガイドの話では、原発を設置しようという計画が以前あったそうですが、2011年の日本の原発事故後、ニュージーランドの原発計画は中止されたそうです。

ニュージーランドは天然由来のコスメの宝庫。

精油、プロポリス、マヌカハニー、羊毛から採るラノリン等、天然由来100%の原材料を製品化した「化粧品」や「薬」が主流。

まさに、私たちが日ごろアロマ講座で作っているような、芳香用アロマデオドラントスプレーや、ローズヒップ油の美容液、風邪予防の喉スプレー等が定番商品として薬局で販売され愛用されています。

とても豊かで素敵なことだと思います。

ニュージーランドは「オーガニック製品の豊富さ」が魅力の一つかも知れません。

続く・・・

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第10期アロマ・セラピストコース受講生募集

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今年5月開講予定で受講生を募集します。

今回、定員3名の少人数制とさせていただきます。

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ニュージーランド香り旅3

クイーンズタウンの街はこじんまりしており、徒歩で回ることが可能です。


こちらは、「クイーンズタウン・ガーデン」。

朝夕、滞在中の散歩に最適です。

1867年の開園時に植えられた巨大な木々が目を引きます。

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ワカティプ湖に突き出した岬が全て公園になっており、14haほどあります。

花と湖と山を眺めながら、整備された森の中を散策することが出来ます。

地元の人たちの憩いの場で、立派なテニスコートやアイスリンクがあり、私が訪れた時は小学校低学年の子供たち10名程に男性コーチ1人がついてテニススクールが開かれていました。

その中に、将来のシャラポア選手のような女の子がひとり。
ついつい、散策を忘れ、彼女のするどいショットに見とれていました。

テニスコートから10メートルほど先に、私の目的地「ローズガーデン」あります。

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手入れが行き届き、ひとつひとつにニュージーランドに因んでいると思われる、独特の名前がついています。

 

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Aotearoa/New Zealand

アオテアロアとはマオリ語で、細く長い雲がたなびく国という意味があり、ニュージーランドのことです。
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こちら↓ケイト・シェパードという女性の名前を持つバラの花もありました。

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彼女は、1893年世界初、女性に参政権を認めさせた団体のリーダーで、$10ニュージーランド札にもなっています。

 

 

ゆっくり、バラを鑑賞した後、持参したサンドイッチを出してピクニックランチ。

すると、公園の池に住むカモたちが次から次へと。

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大行進しながら私の方へ向かって来ます。パンくずを求めている様子。
餌を与えてはいけない決まりがあるようです。
思わせぶりで可愛そうでしたが、目を合わせないようにしました。

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のどかです。

地上の楽園を感じる公園でした。

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最近、都市部の公園や緑地が人々を幸福にすることが、イギリスのエクセター大学医学部Mathew White氏らの研究で示唆されました。

イギリス人1,064人を対象に、緑の少ない都市環境からより緑の多い環境に引っ越した人と、より緑の緑の少ない場所に引っ越した人のメンタルヘルスを比較。

その結果、緑の多い地域に引っ越した人の方が幸福を感じていることが判ったそうです。

幸福感と緑の植物との関連性・・・やっぱりあるんですね。

すぐそこに緑がある事こそが、メンタルヘルスの為、重要の様です。

また、人間は五感を持っていますので、「匂い」で緑の自然を胸いっぱい感じる事も大切かも知れません。

例えば、草の匂いや花の匂いを身近に感じる事。

自然の中にある「匂い」は、健康なこころと身体の為に大切な要素の一つです。

アロマの香りは100%天然植物の香りで、森のエッセンス。

NZの人たちは、自宅で使う化粧品や洗剤類もオーガニック製品と天然アロマが主流の様です。

つづく・・・・

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ニュージーランド香り旅2

「ニュージーランドは、1日の中に四季がある」と言われます。


晴れていると思うと、次の瞬間には雨が降るので傘をさす人はいませんでした。

私も、旅の期間中「豪雨」に見舞われることもありましたが、
せっかくの機会、NZ人に倣い傘をささずに、着る雨具(ゴアテックス上下)で雨をしのぎました。

大丈夫でした。



クィーンズタウン。

夏でしたのに、雲が出て雨が降りだすと体感温度は10度以下となります。
かと思うと次の瞬間には真夏の太陽が強烈に照り付けます。

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空気がキレイで、不純物が少ないので太陽の光を遮るものが無いから、とのこと。
なので、NZでは朝焼けや夕焼けがありません。
太陽が昇るとすぐに太陽の熱が地上に伝達しまぶしく、気温上昇し、体感温度が瞬時に上がります。
これも、塵(ちり)のカーテンが無いから・・・ということでした。

くるくると変わる天候を素肌で感じると、地球の鼓動や息遣いを身近なものとして体感し、日に日に、細胞の感度が上がっていくイメージがありました。

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そんな、密度濃い時間の流れを感じながら、夕刻、ワカティプ湖の岸辺を歩き、街からホテルに戻る途中、素晴らしい香りに遭遇しました。

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ジャスミンをもっと爽やかに明るくしたような香りです。

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大きな木に咲く、少し黄色みがかった花。

彼女が香りの主でした。


花火の様に美しい花。
花の香りは湖畔の小道を圧倒していました。
気温は15度くらい、これはヒトの嗅覚が香りを感じやすい環境です。

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木が大きくて、どこを撮っていいのやら。

枠に収まらない、スケール感大きな植物達。


つづく・・・

新潟市のアロマテラピースクール「アロマレーヌ」 真木美智代

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ニュージーランド香り旅1

新潟市のアロマテラピースクールアロマレーヌの真木美智代です。

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月上旬、夏のNZ/ニュージーランド南島を歩いてきました。


太古の自然が残るNZの旅の中で、観たこと聞いたこと、感じたことなどをご報告します。


南島のリゾート地、クイーンズタウンに滞在しました。

Wakatipu湖畔(293k㎡)にたたずむ壮大な美しさのある街です。

スカイライン・ゴンドラで登り、展望台からこの眺望を一望できます。

写真の真ん中の丘では、映画「ロード・オブ・ザ・リング」の撮影が行われたそうです。
中つ国そのものの風景がNZのいたるところで見られます。
しかも、観光地のすぐそこで!

コロネット・ピーク、リマーカブルス山脈など、素晴らしい山並みと街を見下ろすことが出来ます。この辺りはブドウが盛んに栽培され、美味しいワインの産地でもあります。

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可愛らしく上品。
洗練された街で、日本の高原避暑地軽井沢のような雰囲気があります。

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下の写真は、土曜の夜7時半過ぎの湖畔の風景です。
大きな木の下、湖に向かってピアノが置いてあって、男性ピアニストが途切れなく演奏していました。
周囲の美しい風景に溶け込むピアノの音色。
その情景に足が止まり、動けなくなっている人たちが大勢。
心も身体もふんわり。

夏のNZは夜9時半過ぎまで明るく、長い夜を楽しめるのです。
湖畔のレストランのテラスでは週末を過ごす地元の人たちで盛り上がっています。
シーフードもお肉も、フィッシュ&チップス、ビールもワインも美味しいので、深い癒しがあります。

また、このような場所では、無料のWiFiがつながる店が多かったようです。
自然の美しさと文明がミックスしている。
それが、クイーンズタウン。

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また、この近くにある薬局でも(他の街の薬局でも沢山!)、精油を使用したアロマテラピー商品が多く販売されていました。

これは別に日にご紹介します。

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ところで、こちら風光明媚なクイーンズタウン。
南半球では「北向き」の別荘が一等地になりますが、お値段は1億円を下らないそうです。

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そんなリゾート地で最近人気のイタリアンレストラン「SASSO(サッソー)」。

行ってきました。
地元の方々もよく利用するようです。厨房には日本人シェフも働いているという情報もありました。
また、オーナーシェフは、料理の達人のようなNZの全国放送TV番組で審査員を務めていると聞きました。

とは言っても、堅苦しい店ではなくカジュアルな雰囲気。
夕暮れ時、品の良い年配の男性が一人カウンターでビールを飲んでいたりします。

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ピッツア、美味しくいただきました。
スタッフはとても親切でフレンドリーな健康美人。
コミュニケーションを取ろうとたくさん話しかけてくれます。
近所の行きつけのレストランにいるような気安さで食事を楽しむことが出来ます。

その日のおススメコース($55)が人気の様でした。

他にも、地元の人に愛される名店が多くあります。
和食店「南十字星」では、地元の人に寿司の盛り合わせが人気の様でした。

ワインの品ぞろえも豊富です。NZビールもあります。
少し高めですが、食事には困りません。

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こちらは、湖を見下ろす静かなリゾートホテル。

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庭を歩いていると、
何処からか花の甘い香り・・・

 

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今が盛りのラベンダー。

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この街は、毎日のように雨がぱらぱらと降ります。
けれど、シャワーの様な軽い雨が降った後には、すぐに夏の強烈な太陽の日差しが照りつけますので、植物達には楽園!

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可憐な花や緑たちも喜んでいるようでした。


(つづく)






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2014年4月生「アロマ・アドバイザー」受講予約受付中

土曜コースは残席1席となりました。

アロマ・セラピストへの登竜門!
NARD JAPAN認定アロマ・アドバイザーコース 受講予約受付中です。

2014年度、4月開講のコース お申し込みいただけます。

家族のケア、医療現場で活用できるアロマテラピーを学んでみませんか。

先ずは、無料の入学相談会へ、連日開催中!(予約制)

aromareine@neo.nifty.jp

≪無料相談会日程≫

完全予約制:日時のご希望をお伝えください。プライベートにてご相談承ります。

相談会日程:2/12、13、他、毎週水、木、土曜に開催しております。

*先ずはお気軽にお電話、メールでお問合せを。その際、ご希望の日時を複数日、

お名前フルネーム、ご連絡先電話番号を明記されてください。

aromareine@neo.nifty.jp

090-8616-9484

*携帯メールでお申し込みされる方はドメインメール受信設定で neo.nifty.jp を追加してください。

日程は個別にご相談の上決めさせていただきますので、

下記以外の日程をご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

この機会にいろいろとご相談ください。(所要1時間~2時間)

《講座日程案(変更になることもあります)》

2014年 4月生お申込み受付中 

 

土曜コース 2014412 ()開講予定 時間:10時~12時半

 

日程案)4/12,19 5/10,31 6/14,21,28 7/12,19,26 8/23,30

 

 

平日コース 2014410日(木)開講予定    時間:10時~12時半

 

日程案)4/10 5/8,14,28 6/5,11,25 7/9,23,30 8/7,27


 

資格認定試験日 913 日(土) 新潟市内にて実施予定

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ビジネスシーンで役立つアロマテラピーのススメ

アロマレーヌ真木美智代です。

いつもありがとうございます。

このブログにアクセスしてくださる方々はアロマテラピーにご興味のある方が多いかと存じます。

健康や美容の為に役に立つアロマテラピーですが、

実は、ビジネスシーンでも大いに役に立つのです。

ストレスケアだけでなく、

名刺に香りをつけて自分の印象を良くしたり、大事なプレゼン前にモチベーションをアップさせ、仕事の効率や能率を上げることにも役立ちます。

例えば、レモン精油の香りは、疲労を軽減し脳の働きを活性化させることが、最近の多くの研究結果で明らかになっています。

(*古賀良彦:香りが脳機能へ与える効果の脳波解析による測定, AROMA RESEARCH, 1, 66-69, 2000)

大事なプレゼン前や、デスクワークをはかどらせたい時、

集中力をアップさせる香りを使って、気持ちを前向きにします。

長時間漂わせるひつようはありません。
私は、気持ちを切り替えたい時、ティッシュやハンカチに精油1~2滴含ませてサッと嗅ぐのみです。

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携帯用アロマストーン(280円)も便利です。これに香りを落として、デスクに置いたり、車の運転席付近にぶら下げておきます。

精油は嗅覚を通して一瞬で脳に伝わり、記憶や感情にはたらきかけます。

私たちの健康の元!自律神経系や内分泌系に働きかけ、気分を調節してくれるのです。

香りは、リラックスしたり、リフレッシュしたり出来、心身にさまざまな作用をもたらします。

ですから、大事なプレゼン前に集中力をアップさせたり、会議をスムーズにすすめたり、ビジネスシーンで積極的にアロマを活用する会社も増えているようです。

例えば、野村不動産の賃貸ビルPMO(プレミアム・ミッドサイズ・オフィス)シリーズでは、

1階エントランスの空調吹き出し口にアロマディフューザーを設置して香らせています。

香りを漂わせることで、上質なオフィスビルであることを印象付ける目的で採用したそうです。

私のスクールでも、玄関先にデフューザーを置き、受講生やお客様を爽やかな香りでお出迎えします。

香りがあることで気持ちがなごみ、スクールの雰囲気や印象も和やかなムードとなります。

オフィスなど様々な人々が出入りする「パブリックスペース」で香らせる際、気をつけるポイントがあります。

香りの感受性は人によって異なりますので、多くの人に好まれやすい香りを選ぶことがポイントです。

また、複数の精油をブレンドすると、それぞれの香りが強くならず、調和のとれた優しい香りになります。

おススメのブレンドとしては・・・

ユーカリラディアタ:レモン:オレンジスィート

私が毎日バッグに入れて仕事場に持ってゆく精油がいくつかありますが、

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プラナフォース・スプレー、便利です。(2800円)

多くの人に好まれやすい、レモン、ペパーミント、ローズマリー精油等がブレンドされている精油100%濃度の芳香用エアスプレーです。

ワンプッシュするだけで、気分転換になるのでとても便利です。

植物から抽出された精油には、リナロールや酢酸リナリルと呼ばれる「天然の化学成分・芳香分子」が含まれています。

精油を嗅ぐことで、この「芳香分子」は鼻の奥に入り、化学信号から電気信号に変化して神経を通って脳へと伝わります。

そして、大脳辺縁系で記憶や情動にはたらきかけ、自律神経の最高中枢である視床下部へと伝わります。

視床下部は、私たちの体の恒常性を保つために、 自律神経系や内分泌系(ホルモン調節)、免疫系を調節しています。

香りを嗅ぐことで、身体の不調が改善されたり、気持ちが整えられたりするのはこのためです。

アロマテラピーとは、植物の芳香成分が嗅覚を刺激することにより、身体の恒常性を保ち、バランス調整をしているのです。

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うれしいこと。

今夜は…
アロマトリートメントが終わった後のアフターコンサルテーションで、
お客様の皮膚の状態に合うアロマクリームをご紹介させていただきました。

先日の勉強会で作ったクリームがとても良く、
私の大切なお客様にも使っていただきたいと思いました。

お客様と一緒に作るアロマクラフトはとても楽しく、会話盛り上がります。

カモマイル・ローマンやローズウッドを入れて、皮膚トラブルのためのボディクリームを作りました。
シアバターに、カレンデュラオイルとアルガンオイルを加えました。

お客様が早くいつもの美しいお肌を取り戻せますように…

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そして、
会話の中で…
本日初めて知ったのですが、
お客様は、安田温泉やすらぎの岩盤浴の常連客様であるということでした。

ご縁がある方とは大切な人達や様々な事柄でつながっているのですね。
嬉しいことです。

さらに、
お客様はアロマトリートメントルーム春香に施術を受けに行ってくださるとのことでございます。
有難う御座います。

香りが脳に届くという、
他のオイルマッサージとは異なる特徴を持つアロマトリートメントは、
言葉では言い尽くせない程素晴らしい恩恵があります。

つまり、
その人自信の能力を高め、
可能性を開花させます。

http://yasudaonsen.com/aroma.html

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人気です!ライム精油

ライム精油を嗅いでいただくと、

全ての方が即決&即買いされます。

香り情報は「本能」の脳に瞬時に伝わりますので、

心をまあるくする癒し効果のある精油の香りには、「理性」で購買意欲を打ち消すことは出来ないのでしょう。


先日、アロマテラピーのお仕事をしている卒業生が精油を買いに来てくださいました。

彼女は柑橘が好き。

今回もグレープフルーツ精油を予約の上、買いに来られました。

会計も済んで、

私:「新しい柑橘精油で、ライムがあるんだけど嗅いでみますか?」

彼女:「Yes!」

新しい精油「ライム精油」の香りをご紹介しました。

試香紙に少量付けて・・・

彼女は香りを嗅いだ瞬間に「これも買います!」と、即買いしてくださいました

新発売!

プラナロム精油のニューフェイス、昨年末に7種が新発売となりました。

12月の発売日翌日、私のサロンにも届きました。

早速、封を開け成分分析表をチェックしました。

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精油名:ライム
学名:Citrus aurantifolia
蒸留部位:果皮/冷圧搾法
特性:強壮作用++  免疫刺激作用+++ 血液流動促進作用++他・・・

  
香りは、レモン精油に似ているのですが、ベルガモット精油の華やかさを持ち、

グレープフルーツ精油の甘さを2割ほど持ち合わせています。

すごく、美味しい香りです。


成分表を見ますと、
芳香成分の組成は、レモン精油に似ています。

けれど、

このライム精油にはセスキテルペンアルコール類が含まれており、
ホルモン様作用が期待できるようです。

更年期の不定愁訴、プチ鬱、ストレスケア、ホルモンバランスの調整、卵巣の鬱滞除去などの目的で、マッサージオイルに使えそうな一本。

さらに、
老化を防止する目的で、美肌用のブレンドに加えて。


おススメです。

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