ニュージーランド香り旅4
こちらは、クイーンズタウンから車で20分。
19世紀半ばゴールドラッシュで沸いた街Arrowtown。
メインストリートのバッキンガム通りには当時の建物を利用した店が立ち並ぶとても可愛い街。
バラのきれいな季節です。
街角のいたるところにバラの花が咲き乱れています。
いい香りです♪
今もArrow川(矢のように流の早い川という意味)では、金が産出され、砂金採りのアクティビティも人気とのことです。
また、毎年4月下旬のオータムフェスティバルでは美しい黄葉が観られ、人々はコンサートやゴールドラッシュ時代の仮装パレードを行い、周辺から大勢の観光客が訪れるそうです。
土曜でしたので、野外カフェでは夕方の明るい内からジャズとワインを楽しむ人たちが大勢でした。
さて、本題です。
ニュージーランドで私が行ってみたかった店は「薬局」です。
たくさんのアロマ商品が薬局やスーパーで普通に販売されている、というので、どんな品物なのかと気になっていました。
ありました。たくさん!これは、マヌカハニー・精油などを配合したハチミツコスメ。
Wild Fernsワイルド・ファーンズ。マヌカ・Manukaの白い花が印象的です。
アクティブ・マヌカハニーの抗酸化作用と抗菌作用の指標「Activ AAH」のAAH650+を配合した高品質な製品です。
化粧品からシャンプー、ハンドソープ、入浴剤まで揃っています。
私は、お土産に大人気のリップバームを購入しました。
一つ700円くらい。天然の高品質な製品で納得のお値段です。
NZならではのスキンケア商品や日用品が、天然自然由来のものが豊富にあります。
お隣の国、オーストラリア原産のティートゥリー精油、ユーカリ精油も生活の中で頻繁に使われているようです。
こちらも薬局の棚です。
ユーカリ精油のスプレーは、お風呂場・洗濯場・キッチンの抗菌スプレー。
抗真菌作用と防臭のティートゥリースプレー。
リラックス・安眠用のラベンダースプレー。
お値段は、1本2,000円ほど。
さらに、植物油も様々な種類が販売されています。
100%濃度の精油も販売されています。
1本25ml!!大瓶ですね。
日本では、10ml、5mlが主流です。
NZの家庭では精油と植物油を常備して、自宅で家族全員にマッサージをしているのでしょうか。
そう言えば、現地で出会った女性ガイドは、無香料のラノリンクリームにラベンダー精油などを混ぜて、気になる原料臭をマスキングして顔や全身の保湿に使用している、と言っていました。
ニュージーランドは乾燥した気候でこの気候条件からくる乾燥肌、肌トラブルが大変激しいそうです。
現地には世界各国から様々な人種がやってきていますが、私がアロマやコスメの話をした日本人とルーマニア人の30歳代前半の複数の女性はお肌の乾燥対策に羊毛由来天然自然の「ラノリンクリーム」や「天然ローズヒップ油」を使っている、と言っていました。
ローズウォーターも販売されていました。
お肌の乾燥予防や、リネンウォーターなどに使用しているのでしょうか。
先月の朝日新聞の記事です。
ニュージーランドのスーパーで売っている自国製のエコ商品の多彩さについて書かれています。
面白い内容でしたので、
以下、アウトドア・スタイルクリエーターの四角友里氏の執筆記事から抜粋します。
パッケージは素朴な色合いと自然の豊かさを連想させるモチーフ。
「NO NASTY CHEMICALS=ゾッとするような化学物質不配合」とか、
「I will do your dirty work=汚れ仕事は俺に任せろ」など、感性に訴えるきらりと光るキャッチコピーもあり。
また「動物実験をしていない」、「遺伝子組み換え不使用」といったマーク表示。
「この商品を作る過程で、核を用いた電力は使用していません。」という表示もされている。
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クイーンズタウンからマウントクックへ行く途中、標高差を活用し湖から湖へと放水することで電力を生み出す「巨大」で美しい湖をいくつも通過しました。
HYDRO COUNTRY/ニュージーランドに原子力発電はありません。
水力・風力・火力発電で国の電力がまかなわれています。
ガイドの話では、原発を設置しようという計画が以前あったそうですが、2011年の日本の原発事故後、ニュージーランドの原発計画は中止されたそうです。
ニュージーランドは天然由来のコスメの宝庫。
精油、プロポリス、マヌカハニー、羊毛から採るラノリン等、天然由来100%の原材料を製品化した「化粧品」や「薬」が主流。
まさに、私たちが日ごろアロマ講座で作っているような、芳香用アロマデオドラントスプレーや、ローズヒップ油の美容液、風邪予防の喉スプレー等が定番商品として薬局で販売され愛用されています。
とても豊かで素敵なことだと思います。
ニュージーランドは「オーガニック製品の豊富さ」が魅力の一つかも知れません。
続く・・・
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