皆さま、いつもありがとうございます。
新潟ラベンダー物語の真木美智代です。
今年7年目の活動を迎えた当会に、初めての『視察団』がおいでになりました。
宮崎県東臼杵郡 美郷町(ミサトチョウ)の「みさと森の活性化協議会」の5名の皆さまです。
この協議会は、町の森林資源の有効活用を目的とし、この10月に17名で発足。
香り資源の発掘と開発を目指し、アロマテラピーの勉強・研究会の活動を実施しつつ、
先進地域から学ぶため、
見学と交流を開始したばかり、とのこと。
今回の新潟訪問は、
発足後、第一弾の旅。
いいですね。
九州の美郷町、どんなところなんでしょうか。


標高250m、気温は夏は35度、冬は零下二桁にまで冷え込むけれど、雪はほとんど積もらない、とか。
歴史と伝統があり、
西の正倉院を、宮内庁、奈良国立文化財研究所を巻き込んで、樹齢400年の木曽天然ひのきを苦労の末に手に入れて建設したりと、
他にはない、独特の魅力作りを数十年間に渡って実行してきたすごい町!
この町は、思いを形にする力がみなぎっている感じ。
今回、お土産でいただいた書籍を通して知りましたが、
その昔、戦に敗れた百済王族がこの地に逃れ、終のすみかとし、死後は神として祀られたことから、
町おこしのテーマは、「百済の里づくり」。

この本の原作者は、
元南郷村(ソン)役場職員原田須美雄さん。
今回の視察団メンバーで、
私に話しかけてくださった数少ない方のお一人。
魅力ある素敵な方でした。
もう一枚のお写真、銅鏡に描かれているのは、
ハニーサックル(スイカズラ)です。
いい香りのするアロマが取れることで有名な花ですね。

さてさて、
視察の日。
先ず、午前10:30.
ラベンダーファームで待ち合わせて。


この日は、時雨模様のお天気で、
直前まで、強雨、時雨模様のお天気💦
ところが、
美郷町の皆さんが到着する直前には、
雨は、ピタッと止んで、青空が出て来ました。

ラベンダーファームは、
雨の後でしっとりと美しく、
初冬の名残りの花もご覧いただけて
良かったと思います。

ラベンダーの妖精達は、まるで、1,200キロも先の遠くからやって来てくださった美郷町の皆さんを歓迎するかのように、ピーンとした葉っぱと、キラキラと輝くラベンダーファームを魅せてくれていましたょ。

午後からは、
セミナールームに場所を移して6人で懇談会。
美郷町の方々から、
「仲間作りをしてゆくために大切なことはなんですか?」
「アロマ事業に、アロマテラピーセミナーやワークショップは必要なものですか?無くても良いのでは?」など、
ご質問がありました。
2つとも、難しいご質問です。
新潟ラベンダー物語が継続していく上で、どちらも絶対的に必要なポイントでしたから💦
特に、二つ目のご質問については、アロマテラピー教育は、セルフメディケーションとして、これからの社会人として必要な「知識・技術」になるかと考えております。
精油はそのままでは有効に使えませんので、購入くださる方々には使い方をお教えする必要がございます。
植物精油=アロマは、
人々の心身の健康増進に役立ち、香りを嗅ぐだけで人体の生理機能に影響があるのですから。
豊かな人生を送るためには、その精油のメカニズムを知らなければなりませんね(^^)
面倒ですけれども♡

私たちは、新潟市などの主催でアロマワークショップを実施し、アロマスプレーやクリーム、入浴剤を作る方法をお教えしています。
ユーザーの皆さまは、
自分たちの近くで育った植物性精油の香りに感動し、
とても喜ばれています。
また、
精油は、蒸留の前後で保管方法、濃度や頻度などにも大切なポイントがございます。
植物由来だからと言って、副作用が無いとは言えません。
アロマテラピー実践の知識とともに、精油の薬理的な世界にどっぷり浸かっていただく方が、ギフトが多く与えられるかと存じます。

この点については、
新潟ラベンダー物語の皆さまにもご意見を聞いてみたいと思っています。

懇談会の後、
横越地区公民館主催講座開講。
新潟市民の皆様と共に、美郷町の皆さまにも、
新潟ラベンダー物語の活動の軸となっているアロマテラピーセミナーを受講いただきました。
SDGs、地球環境の未来のことや、
アロマを生み出すラベンダーのこと、
活動内容、関わる人々の変化などについてお話をさせていただきました。
セミナー内でお話をした、怠け者にも出来るアクションページはこちらです♪↓
https://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/24082/
ちょうどこの日は、美郷町の視察団の皆さまに、タイミングよく、新潟ラベンダーの活動を体験いただける良い機会となりました。
協議会は、美郷町役場の中に事務局があります。
美郷町はこれまで、地元に残る古くからある百済王伝説、国際交流で街の魅力を推進し、宮内庁から正倉院の設計図を閲覧させてもらう許可をとり、奈良の正倉院と同じサイズで、町の宝、国宝級「唐花六花鏡」を収納するための『西の正倉院』を、国産の総檜作りで製作するなど、町のプロジェクトとして推進し、魅力的な街づくりをしています。
この銅鏡に描かれている百済の花でもあり、美郷町にも咲く、スイカズラ(ハニーサックル)のアロマを抽出したい、と次なる夢を語っておられました。
《美郷町観光情報サイト》↓
https://www.visit-misato.jp/
来年、スイカズラ花の咲く頃に実現するといいですね。
そんな素敵な伝説と共にアロマに魅せられた町の皆さまと、ほんの少しでもお話をすることが出来て良い時間を過ごしました。
スイカズラ(ハニーサックル)のアロマは、私たち新潟ラベンダー物語の初代オーデコロンに入っています。
これも何かのご縁なのかもしれませんね。
今後も良いご縁が続きますように。
初代オーデコロン《breeze in lavender farm 2020》は↓
https://lavenderweb.thebase.in/items/31373050
あと数本で終売ですので、
気になる方、お早めにお買い求めください。
もしかして、今回は、
百済王のスイカズラが引き寄せたご縁なのかもしれませんね(^^)


最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
尚、この日の模様は、
新潟日報様の誌面で紹介される予定です。

